賃貸物件の契約期間について
賃貸物件の契約期間には、それほど意味がありません。
契約期間を特に定めずに、賃貸契約を結ぶ場合もあります。
賃貸契約を結ぶ際に大事であり、法律で定めるよう義務付けられているのは、解約予告期間であり、借り手はこの期間だけを気にしていればいいことになります。
契約期間がどうなっていようと、家主は借り手に立ち退きを迫りますし、借り手は解約予告期間に入る前に、家主に引っ越すことを通知すれば、住んだ分の家賃以外に支払うことなく退去できます。
では、なぜ契約時に契約書に記載することがあるかというと、契約更新料を課すためです。
契約更新料は、入居から1年か2年くらいおきに、家賃のひと月分か1.5か月分などを、家主に支払う慣習です。
法的根拠はまったくありませんので、契約更新料がない物件もあります。
ただ、地域によっては慣例となっている場合もあり、この契約更新料を借り手に課すために、契約時に期間を定めていると言えます。
賃貸物件の周辺環境について
賃貸物件を探す時には、家族構成や何を重点に置くかを明確にしておくと選びやすいです。
ポイントが定まれば、その賃貸物件自体の家賃や間取り、内部の近隣などある程度の許容範囲内であれば、次にはその物件の周辺環境を実際に歩いてみてチェックをすることが賢明です。
単身であれば、コンビニやスーパーが近くにあれば便利だし、自転車を主に利用するのであればあまりに急な坂道が多いと大変かもしれません。
通勤には最寄りの駅はどのくらいかなど、まずは利便性を第一に考慮すると失敗がありません。
子供のある家庭では、近くに小中学校が徒歩圏内にあるかどうか、急な発熱の時に駆けつけられる医者はどうかなど判断材料が違ってきます。
買い物が好都合と言うのも大事は大事ですが、それよりも静かな周辺環境が子育てには必要となってくるでしょう。
深夜営業の店や出入りの多い駐車場があれば、安眠の妨げになり兼ねません。
求めている物をよく意識して、間違いのない賃貸物件選びをしたいものです。